コミッカ
「佐野常民」の思想ーー長崎海軍伝習所時代の手書き記録「安政日記」から読み解く

「佐野常民」の思想ーー長崎海軍伝習所時代の手書き記録「安政日記」から読み解く

(1)
この作品の新刊予報
新刊の発売日は未定のようです...
最新刊は2015年11月06日に発売されました
他の作品を検索

最新刊

本書は、近代日本比較文化史の研究および文章論のスペシャリストとして注目を浴びている文学博士、西田みどりの真骨頂、日本海軍の基礎づくりに尽力するとともに日本赤十字の創始者として知られる佐野常民(さのつねたみ、1823-1902年)の思想を明らかにした論文。収録した論文は、佐野常民の半生、長崎海軍伝習所時代の手書き記録「安政日記」から読み解いた、幕末佐賀藩の科学技術、精煉方の創設、科学研究と技術、長崎海軍伝習所時代、沈没した蘭商船と飛雲丸帆柱、勝海舟と永持亨次郎の状況認識、「藩弊刷新及軍制の改革建白」にみる佐野常民の思想に迫ったもの(初出:『日本近代化の比較文化的研究』(大正大学比較文化研究所2007年)。佐野常民は幕末の佐賀藩士として明治維新をまたにかけて活躍した群雄の重要人物。近代日本の確立に多大な貢献と実績を遺した賢人の一人。因みに著者は、「『まこと』と『救世主』ー久米邦武の比較文化論」(初出:「中外日報」連載、2007年3月6日号〜3月17日号)の論文で、近代日本の宗教・思想界に影響を与えたジャーナリスト真渓涙骨を記念して設立された「2006年中外日報社・第3回涙骨賞」を受賞(当時の涙骨賞選考委員は、山折哲雄氏と中沢新一氏)している。

この著者の作品
13

知玄舎 (小説)の作品
12

注目の新刊予報
4

異世界のんびり農家

(剣 康之/内藤 騎之介/やすも / KADOKAWA)
次巻の発売日:2025年1月9日ごろ

1日外出録ハンチョウ

(上原求/新井和也/萩原天晴/福本伸行 / 講談社)
次巻の発売日:2025年1月5日 ~ 2025年4月5日

黙示録の四騎士

(鈴木央 / 講談社)
黙示録の四騎士(18)(2024年09月17日)
次巻の発売日:12月17日ごろ

人気の作品
8