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反省的家族論 : カウンセラーが語る「私」の原体験

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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仕事で「愛情エネルギー」を使い切ってしまう父・母、「どうだ、お父さんはすごいだろう!」----父親だけが「自己実現」を果たしている家族(または家族の誰か一人だけが「自己実現」していて、他はその犠牲になっている家族)、父・母が自分の殻に閉じこもり、子は「代理家族」の誰かを外に求めるという家族、祖父母の干渉が強く孫の人間的成長が阻害されている家族。→人は、過去にさまざまな家族体験を有しているが、それらをどのように思い出し、いまどのように捉えているかは、その人の「現在」に関わっています。著者は、心理学の研究・教育者、カウンセラーとして、自分の外に問題を設定し、それと取り組んできましたが、子どもが陥るさまざまな問題に向かう中で、自分自身の心の探求が十分でないことに気づく。すなわち、「自分がどのような心の傷を持ち、それに対してどのような手当がなされ、その後遺症が現在の自分にどのような形で残っているのか」。その「自己探求の旅」として、著者は自分の家族体験を掘り下げます。子どもの頃、父母、祖父母、姉は自分にはどう見えたか、何を記憶し、どう理解しようとしていたか。老いた親との関係のなかで、家族のあり方はどう変わっていったかなど、「そうでしかありえなかった家族のあり方」への視線を深め、そこに「自分」をあらためて見出していきます。→本書は、このように家族という問題をめぐって、とくに著者自身の家族体験を掘り起こしていく中で、家族と家族の中の個人の問題、そこにおける人の孤独や覚悟といったことなどを、エッセー風の読み物として、16項目ほどの見出しのなかで考えていった本です。→【目次】 1愛情配分と自己実現 2不幸の耐え方 3家族の中の「他人」 4家族の「たたかい」(1) 5家族の「たたかい」(2) 6祖母という存在 7親ではない大人の誰か 8「異人」との出会いと別れ 9家族が離れるとき 10家族の孤独と癒し 11幸福な家族の条件 12家族力について 13夫婦の親和力 14家族の「喪の仕事」 15家族の「老い」 16家族「再会」

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