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マッキンゼー 成熟期の成長戦略
(2013/05/31)「これが日本のコンサルティングの原点だ!」(大前研一) ポートフォリオ、フレームワーク、SBU、レバレッジ……すべてはここに書かれていた。 四半世紀の時を越え、「戦略に携わるすべての人」が、いま、読むべき経営書の古典。 大前研一氏編著による幻の名著《マッキンゼー 戦略教本シリーズ》 。 「若い社員は闘争心に欠けているし、向上心も乏しく、何となく従順である。 中間管理職もごく少数を除いては視野が狭いし、とてもトップを脅かすほどのタマではない」 「このようなトップの焦燥感は、何となく組織全体に浸透し、どこか胸騒ぎしながらも、 だれ一人として勇敢に改革断行を宣言することができない」 ──1981年(昭和56年)、本書の「まえがき」で大前氏が記した言葉だ。 本書は、この年の4月、マッキンゼー東京事務所開設10周年記念に行われた 経営者向けセミナーの講演をベースに構成されている。 テーマは「新しい環境に対応するための経営手法」。 当時のマッキンゼー社長ロナルド・ダニエル氏と、 大前氏の前に日本支社長を務めていたクインシー・ハンシッカー氏も来日し、 本書に収録されたスピーチを行っている。 大前氏は、「まえがき」の中に、次のようなことばも書いている ーー「しかし、冷徹な企業戦略家の眼には、現代はまたとない"機会の到来"と映る」と。 本書は、企業戦略家必携の教科書である。 【目次より】 ■第1章:企業環境にどんな変化が起こっているか──成熟社会こそ成長指向を ■第2章:全社戦略の方法と課題──ポートフォリオ管理を超えて ■第3章:技術開発の問題点と解決法──「攻め」と「守り」のバランスを ■第4章:創造的製品・市場の開発戦略──創造性を企業体質とするために ■第5章:流通革命の実態と適応戦略──事業機会としてどうとらえるか ■第6章:他力利用による成長戦略──提携・買収・合併の効果的進め方 ■第7章:いかにして海外展開を進めるか──マルチ・ローカル・カンパニーへの道 ■第8章:組織活性化への鍵──新しい価値観の導入をめざして