最新刊
懐エロ 魂の取材録から紐解く性風俗・AVの文化史
(2019/10/24)バブルを経て、欲望と金が崩壊していった1990年代。 風俗・AV業界は活気に満ち溢れ、多くの才能が生まれては消えていった。 エロが輝きを放った時代を最前線で見つめたライターによる渾身のアーカイブズ。 エロの黄金期はこんなにもヤバかった! 【本文より】 かつて、コンビニに行けば普通にエロ本が並んでいた。 「これは芸術です」なんて苦しい言い訳をしなくても、普通にヘアヌードが一般週刊誌の紙面に踊っていた。 AV業界に目を向ければ、「ダイヤモンド映像」の村西とおる、「ソフト・オン・デマンド」の高橋がなり、「V&Rプランニング」のカンパニー松尾などなど、錚々たる鬼才たちが常に話題作を世に送り出していたし、今も語り継がれる名女優たちが続々と登場しては、男たちの股間を熱くさせてくれた。 中高年世代に、かつてのエロを懐かしんでもらうもよし、若い世代には、今の時代では考えられない「むちゃなエロ」や「ぶっとんだエロ」を楽しんでもらえれば幸いだ。 【内容】 ◆ぶっとんだエロが怒涛のごとく生み出された「灼熱の時代」 ◆天狗プレイーー完全なるシックスナインを知っているか? ◆洗濯バサミプレイーーガチの女王様にムチでしばき倒されたことはあるか? ◆吉原ソープと「お車代」ーー風俗取材のダークサイド・ストーリー ◆タトゥーを入れた風俗嬢50人の悲喜劇 ◆伝説の風俗マンガ『フーゾク魂』の狂気 ◆飯島愛ーー売れるなんて1ミリも思わなかった ◆星野ひかるーーバブル崩壊直後のAV業界を震撼させた「奇跡の美少女」 ◆長瀬愛ーーグリングリンな腰使いでレジェンドに昇華した「騎乗位の天使」 ◆豊丸ーーAVに淫乱革命を起こした「異次元の淫獣」 ◆林由美香ーー庵野秀明をはじめ、多くの著名人が愛した“演技派” ◆南智子ーーカリスマの言葉責めに脳汁が止まらない 【著者】 多最上もがじ(たもがみ・もがじ) 50代のライター。片田舎で思春期を過ごし童貞をこじらせる。大学生の時に初体験っぽいことはしたが、こじらせたまま卒業し出版業界に就職。そこで、いきなりエロ仕事を任されたことが転機となり、気がつけばヤリチンロードを爆走。浮気がバレて30代前半でバツイチになるも、返す刀で当時愛人の一人だった今嫁と結婚。子宝にも恵まれてささやかな幸せを漫喫しつつ、ヤリチン癖は温存。現在、20代のOLと絶賛不倫中。