最新刊
体に悪い、悪くない、ホントはどっち?
(2023/09/25)私たちが生きる現代には,“昔”よりずっと長持ちするようになった食品で満ちあふれています.しかしこうも食材は豊富にあるのに,私たちの「科学」の知識は乏しく,加工食品の原材料を見ては,そこに羅列するカタカナ語の文字数に頭を抱え,これらが自身の健康に害を与えるものではないかと怯えています.その一方で「天然」や「オーガニック」と書いてあれば,ヒトにとって彼ら自然界に存在するあらゆるものは,友好的で親愛なる善きサマリア人だと思って疑うこともないでしょう.しかし,もし,今あなたが手にした食品や化粧品に「無農薬」や「無添加」,「ノンケミカル」という言葉があるとして,それは本当にあなたの健康を保障するための根拠になりえるのでしょうか?それとも単なるコマーシャルなのでしょうか? 本書は,安全を訴えつつ矛盾を抱えるこれらレッテルを剥がし,その裏側を見るための検証結果を,真摯かつ皮肉を交えて教えてくれます. 【この本が解決する あなたの疑問】 Q.食品を「高度に加工する」ってどういうこと? Q.人間が食べ物を保存するようになったきっかけって? Q.タバコと電子タバコはどう似ていて,どう違うのか? Q.日焼け止めは塗りすぎない方がいいの? Q.コーヒーは体にいいのか悪いのか? Q.p値ハッキングとは何か?科学研究がうまくいかない原因は? Q.加工食品はどれくらい許容できるのか…?
この著者の作品1
化学同人の作品12
昆虫食スタディーズ: ハエやゴキブリが世界を変える(DOJIN選書)
だまされる視覚: 錯視の楽しみ方(DOJIN文庫)
フェイクニュースを科学する: 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ (DOJIN文庫)
ドラマチック有機合成化学: 感動の瞬間100
続続 実験を安全に行うために 失敗事例集
植物バイオテクノロジーでめざすSDGs:変わる私たちの食と薬
ふしぎの森のふしぎ
100兆円で何ができる?:地球を救う10の思考実験
ザ・パターン・シーカー: 自閉症がいかに人類の発明を促したか
エッセンシャル遺伝学・ゲノム科学 原著第7版
恐竜最後の日: 小惑星衝突は地球をどのように変えたのか
40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのかー体温の科学から学ぶ猛暑のサバイバル術