最新刊
【改訂版】熊本地震体験記 震度7とはどういう地震なのか?
(2021/04/14)本書は2016年11月に発行した『熊本地震体験記 震度7とはどういう地震なのか? 』にその後の復興状況を追加した改訂版です。 2016年4月14日に発生した熊本地震。震源地の益城町に実家のある著者は地震の報を受け急遽熊本へ。そこで遭遇した深度7の本震。著者自身も被災者となり避難所生活が始まりました。 本書は熊本地震を身を持って体験した著者が、自らの体験をありのままに綴った震度7の大地震のレポートです。地震の現場で何を見て、どういう気持ちに襲われたか、そこで何を考え、どうしたか。避難所で、被災地で、復旧の現場で、著者が自身の目で見て感じたことをありのままに報告します。 地震と火山の国日本では、いつでもどこでも、そしてだれにでも起こりうる災害です。著者の体験は決して人ごとではありません。 全ての人に本書をぜひ役立ててほしいと思います。 【目次】 ●地震発生(前震) 故郷で大地震発生/熊本空港到着/両親の無事を確認/実家の状況を確認/就寝 ●本震発生 「本震」に遭遇!/外は真っ赤/翌朝の惨状/もし前震がなく、いきなり本震だったら ●避難所生活 避難所/避難所で足りなかったもの/水/食事/トイレ/電気・ケータイ充電/救援物資/職員の方々/自衛隊/赤十字/コミュニティができてきた/メディアの使われ方/マスメディアの取材状況/私のIT利用/余震 ●周辺の状況 電気、ガス、水道/道路、交通/お店/車中泊の方々/悲しかったこと ●避難所からの救出 避難所から出なければ/貴重品の取り出し/本当に大事なものは/ブルーシート/励ましの言葉/空港再開、東京へ ●GWに再び熊本へ 家の片づけ/ボランティアが来てくれた/水が大事/片付けはサバイバル/家の構造と耐震/ボランティアの力について/り災証明の申請 ●被災手続きと公的支援 公的支援/益城町のホームページ/り災証明書の発行待ち/仮設住宅の受付始まる ●住み慣れた故郷からの移転 避難所からの移転/仮設住宅当選 ●全壊判定、父との別れ、帰郷 実家のその後/父死去、そして帰郷/仮設住宅での生活/母の転院 ●復興に向けて 益城町のその後/仮設生活の充実 /さあ復興だ/復興同窓会(2017年8月)/実家の再建開始 /所感 ●教訓・提案 私が確信した教訓/こうなっていればいいのに、と思ったこと