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南の島の新幹線ー鉄道エンジニアの台湾技術協力奮戦記
(2018/03/23)1997年に優先交渉権をえた欧州連合(ユーロトレイン)と、2年後、「敗者復活戦」で機電システムの優先交渉権を獲得した日本連合。どちらの鉄道がより台湾にふさわしいシステムなのかをめぐり、技術力はもちろん知力、政治力、交渉力など、もてる力をすべて振りしぼっての「知的格闘技」がはじまった。開業予定は2005年10月。そしてなにより一番大切なのは、安全で安定輸送が可能な高速鉄道を開業させること。さあ、この勝負、どうなる? 目次 第1章 年の瀬の台湾高速鉄道紀行 第2章 台湾高速鉄道受注競争 第3章 知的格闘技 第4章 車両とインフラのシステムインテグレーション 第5章 機電システムのシステムインテグレーション 第6章 機電システム 新幹線との技術的相違点 第7章 機電システム 実績ある技術への変更努力 第8章 台湾高鉄の要員養成 第9章 運転士の海外調達と開業延期 第10章 走行試験 第11章 高雄にて 田中宏昌(たなか・ひろまさ)鉄道エンジニア、工学博士。1939年広島県呉市生まれ。1963年東京大学工学部卒業、同年日本国有鉄道に入社。構造物設計事務所次長、国連ESCAP運輸通信観光部鉄道課長などを経て、1990年東海旅客鉄道に入社。専務取締役新幹線鉄道事業本部長、代表取締役副社長などを歴任。現在は同社顧問。著書に『「国連運輸部鉄道課」の不思議な 人々』(ウェッジ)がある。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『南の島の新幹線ー鉄道エンジニアの台湾技術協力奮戦記』(2018年2月20日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
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