日本の教育業界に革命をもたらしている高濱先生が多感な16歳前後の若者へ贈る、よりよく生きるためのアドバイス集。 お子さんやお孫さんへ手渡したい、生涯の友となる一冊！ ＊　＊　＊　＊　＊ 16歳前後のキミに、ぼくが伝えたいこと、 伝えられることって何だろう。 他人が決めた枠組みの中で がんばるのが得意になってしまう人は多い。 そういう人は、自分では決められない人、 選べない人になっていく。 でも、それで、いいのだろうか？ 窮屈じゃないだろうか？ 本当に大切なのは、 「キミは、どう生きたいか」だ。 何に自分の心が動くのか、それとも動かないのかは、 やってみないとわからない。 自分の心は、けっして騙せない。 自分の人生を切り開くには、手札（強み）が必要。 キミは、どんな手札をもっている？ でも、何が自分の手札になるのかは、案外、 自分ではわからないもの。 キャプテンじゃなくたって、 マネージャーだって手札になる。 キミは、自分のもっている手札で、 どんな人生を歩むのかな？ 大事なのは、自分で納得して、判断すること。 最終的には、自分の心に従い、自分で決めるしかない。 やりきるために大切なのは、 目標を高くしすぎないこと。 そして、継続すること。 継続して取り組むことは、やがて力になる。 （序文より） ＊　＊　＊　＊　＊ 【目次】 第１章　キミはだれがつくったゲームを生きる？ いつの間にかはまっている落とし穴 人生を「マイペース」に取り戻そう 自分で選んで取り組む。だから成長する 第２章　キミは何にワクワクする？ 「夢中になれるもの探し」をしよう 自分の軸を言語化するための、2つの方法 なぜ、自分の気持ちがわからなくなるのか 第３章　キミの手札（強み）の探し方、増やし方 何が手札（強み）になるのか？ 手札は、キミの「当たり前」の中にある これからの時代に強い手札 第４章　ワクワクするゲームを自分でつくる力 まずは、世の中を知る 楽しむためのルールや条件を設計する ひとりではできないことにみんなを巻き込む コラム　親たちに伝えたいこと 第５章　諦めなければキミのゲームは続く やり抜く力を身につける 心の壁を突破する 変化の時代にも、見失わないでほしいもの 【著者紹介】 高濱 正伸（たかはま・まさのぶ） 1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校を卒業後、東京大学に入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。花まる学習会代表。NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。算数オリンピック作問委員。日本棋院顧問。環太平洋大学客員教授。武蔵野美術大学客員教授。 1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。 著書に15万部のベストセラー『13歳のキミへ』（実務教育出版）などがある。

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