最新刊
出版時評ながおかの意見 1994-2002
(2013/12/27)※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 出版をテーマにするインディペンデント(フリーランス)の取材記者として、ときどきの関心のおもむくままに業界の動きを追い、批評的な発言をしてきた。“本流”よりも“周縁”を意識して私なりの視点を提示しようとしてきたつもりだったけれど、あらためて自分の書いたものを読み返してみると、様々な切り口から業界の出来事を敷衍したひとつの“同時代史”あるいは“軌跡”として世に問えるのではないかと思えてきた。一冊の本として「市場」に投げかけ、より多くの読者(消費者)と出会い、問題意識を共有できたならと思ったのが本書を編むことにした最大の理由だ。過去を振り返ることで出版業界はこれからどうなるのか、どうするのかをともに考えるきっかけとしたい。 本文は、大きくはふたつの切り口を持っている。産業としての出版の側面から再販制や流通の現状・問題点に触れた記事と、出版産業を存立させる精神的基盤ともいえる「出版の自由(流通の自由)」の実際をレポートした内容のふたつだ。 業界問題については出版社・取次・書店・読者という言葉をいったんメーカー・卸・小売・消費者という言葉に置き換え、その関係性から産業を見直したいという観点を強く押しだし、同時に、出版の自由を単なる理念的なものにしないために流通との連関を意識した論点を提示するよう努めた。その問題意識の延長線上で、出版にかかわる業界内外の出来事、出版で働く労働者の問題にまで話題を広げている。
この著者の作品1
1
ポット出版の作品12
12
注目の新刊予報4
4
父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。
(松浦/大堀ユタカ/keepout / スクウェア・エニックス)父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。 11巻(2024年08月23日)
次巻の発売日:2025年3月23日ごろ
8度目の人生、嫌われていたはずの王太子殿下の溺愛ルートにはまりました~お飾り側妃なのでどうぞお構いなく~
(ザネリ/坂野真夢/八美☆わん / スターツ出版)次巻の発売日:2025年9月23日ごろ
氷属性男子とクールな同僚女子
(殿ヶ谷美由記 / スクウェア・エニックス)氷属性男子とクールな同僚女子 10巻(2024年08月21日)
次巻の発売日:2025年3月21日 ~ 2025年4月21日
履いてください、鷹峰さん
(柊裕一 / スクウェア・エニックス)履いてください、鷹峰さん 9巻(2024年08月21日)
次巻の発売日:2025年3月21日 ~ 2025年5月21日
人気の作品8
8