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映画論の冒険者たち

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映画についての百花斉放百家争鳴。クラカウアー、バザン、蓮實、メッツ、マルヴィ、ボードウェル、ガニング、カヴェル、ドゥルーズ、 ランシエール……。彼ら/彼女らが映画に関して紡いだ思考のエッセンスを浮かび上がらせる。第一線で活躍する映画研究者が執筆する映画論を知り学ぶための最強テキスト。 【本書「はじめに」より】 本書は、サイレント期から現代に至るまで、映画を独創的な仕方で論じてきた21人の人物を取り上げ、各映画論のエッセンスの紹介を目的に編まれた入門書である。本書に登場する論者の多くは、これまで「映画理論」の文脈において言及されることが多かったが、彼らは必ずしも「理論家」を自任していたわけではない。本書で論じられているのは、批評家、監督、研究者、哲学者など、映画に関わる様々な領域の中で独自の映画論を開拓してきた人々である。彼らは自らの分厚い映画体験を基にしながら、映画が持つ根源的な意味を問い続けてきた。本書ではこの先人たちを「映画論の冒険者たち」と名付け、その鋭敏な着想の数々を掬い上げることで、映画をめぐる豊かな言説の拡がりを示していきたいと思う。 【主要目次】 はじめに(木原圭翔) I 古典的映画論のアクチュアリティ ヒューゴー・ミュンスターバーグーーその遺産と認知主義的映画研究(板倉史明) ベーラ・バラージューー映画芸術が可視化する人間の精神(渋谷哲也) ジャン・エプシュタインーー幻視者の映画哲学(武田潔) セルゲイ・エイゼンシュテインーー自動運動とその観察(畠山宗明) ジークフリート・クラカウアーーー偶然、事物、リアリズム(竹峰義和) II 映画批評の実践 アンドレ・バザンーー「不純な映画」の時代の批評家(角井誠) エリック・ロメールーー「美」を通じた存在の肯定(小河原あや) セルジュ・ダネーーー現代映画とともに生まれた男(須藤健太郎) V・F・パーキンズーー「世界」のスタイルと意味(川崎佳哉) 蓮實重彥ーー映画の反=メディア的可能性(長谷正人) III 現代映画理論の展開 クリスチャン・メッツーー反省的=再帰的言説の道程(武田潔) レーモン・ベルールーー映画と映像アートの往還(堀潤之) ローラ・マルヴィーーフェミニズムとテクノロジーから映画を見る実践理論家(斉藤綾子) IV フィルム・スタディーズの冒険 デイヴィッド・ボードウェルーー詩学/科学を追求する(木下耕介) ミリアム・ハンセンーー映画経験とモダニティ(竹峰義和) リンダ・ウィリアムズーーボディジャンルと幻想の論理(木下千花) トム・ガニングーー映画のアトラクションに魅せられた歴史家(三輪健太朗) V 哲学者たちの映画論 スタンリー・カヴェルーーメディウムを批評する哲学者(木原圭翔) フレドリック・ジェイムソンーー歴史的可能性を問い続けるマルクス主義者(吉本光宏) ジル・ドゥルーズーー哲学者は映画作家をどう論じたか(中村秀之) ジャック・ランシエールーー芸術の美学的体制と映画(堀潤之) おわりに(堀潤之)

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