最新刊
人間の安全保障 東大駒場15講
(2024/11/08)国家の壁を乗り越える 21世紀の国際社会が掲げる共通の理念・政策課題として進化を続ける「人間の安全保障」の最前線を、人文と社会それぞれの知見にもとづき横断的・統合的に提示する。既存の枠組では解決できない新たな課題に正面から向き合った、東大駒場の大学院プログラム「人間の安全保障」創設20周年記念出版。 【主要目次】 序論 人間的な地球社会を目指してーー人間の安全保障の30年(阪本拓人:東京大学教授) 1 今日の世界と日本の実践 第1講 脆弱な人々を保護する枠組みーー国際法と政治的概念(キハラハント愛:東京大学教授) 第2講 アフリカの平和活動と人間の安全保障(遠藤 貢:東京大学教授) 第3講 「農業開発」を再考する(中西 徹:東京大学名誉教授) 第4講 インドネシア警察改革への「お手伝い」ーー日本の警察分野の国際協力(谷垣真理子:東京大学教授) 第5講 人の国際的移動と教育ーー移民の子どもをめぐる教育問題と「日本人であること」の特権性(高橋史子:東京大学准教授) 2 多彩な知との対話 第6講 平和論と人間の安全保障(小川浩之:東京大学教授) 第7講 海賊とは誰かーー「人類の敵」というレトリック(星野 太:東京大学准教授) 第8講 歴史の中の人間の安全保障ーーバルカンの事例から(黛 秋津:東京大学教授) 第9講 中・東欧諸国における多様な歴史記憶ーー現在から過去に向けられるまなざし(重松 尚:明治学院大学研究員) 第10講 語り手のいない物語ーー東日本大震災における「心霊体験」と人間を連帯させるもの(吉国浩哉:東京大学教授) 3 豊かな人間像への接合 第11講 自然災害と被災者の尊厳(内尾太一:静岡文化芸術大学准教授) 第12講 牧畜民から見る人間の安全保障ーー自然と社会の変化のなかで(阪本拓人) 第13講 異なる社会をつなぐーー先住民と人間の安全保障(受田宏之:東京大学教授) 第14講 生き抜くためのつながりを可視化する(関谷雄一:東京大学教授) 第15講 記憶、記録、文学ーー『苦海浄土ーーわが水俣病』から(星埜守之:東京大学名誉教授) 結論 危機の時代における人間の安全保障(キハラハント愛) 付録 「人間の安全保障」研究案内(阪本拓人/和田吾雄彦アンジェロ:東京大学大学院博士課程)