コミッカ
私の哲学試論ーー神・身体・言語・論理・時空・数学・自由・人工知能・生命ーー

私の哲学試論ーー神・身体・言語・論理・時空・数学・自由・人工知能・生命ーー

(1)
島燈社
2016/05/20
この作品の新刊予報
新刊の発売日は未定のようです...
最新刊は2016年05月20日に発売されました
他の作品を検索

最新刊

「真の哲学」を求めた在野の若い哲学者の果敢な試みの書である。哲学が万学の女王だった頃、人間の聖なる「心」や「精神」に対する論究も、哲学だけに許された特権だった。が、近年の科学の発達、特に脳科学、認知科学などの研究のめざましい進展が、哲学を追いつめ、その特権の剥奪を激しく迫っている。デカルト以来の内省的な方法の賞味期限がとっくに過ぎ去っており、その聖なる範疇も、科学の研究成果を抜きにして語ることはできないという。それは、科学と哲学の領域が不透明になってきたというより、哲学そのものの不要論にまで及んでいる。しかし、本当に哲学は不要なのか。哲学は自己認識の学問であり、事物に対する徹底的な論究と洞察が不可欠である。現実に求められる即応性の強い行動も、実はこの揺るぎない自己認識、真の哲学の上に成り立っていなければならないのである。本書は、〈科学は「存在者」についての原則記述学であるのに対し、哲学は「およそ存在者を存在者たらしめる存在そのもの」をテーマとする原理洞察学である〉とする著書が、科学と距離を置きつつ、あるいは科学を批判的に眺めつつ、真の哲学の確立を目指して論究している壮大な「哲学試論」である。アカデミー知識人の多くが、哲学なき哲学史書や哲学解説書でお茶を濁している現状にあって、真の哲学の確立に挑んでいる在野の若い一哲学者の試みにもっと光が当たるべきではないかと思わせてくれるのが本書である。

この著者の作品
1

島燈社の作品
12

注目の新刊予報
4

やんごとなき一族

(こやまゆかり / 講談社)
やんごとなき一族(18)(2025年05月13日)
次巻の発売日:10月13日 ~ 12月13日

SAKAMOTO DAYS

(鈴木祐斗 / 集英社)
SAKAMOTO DAYS 22(2025年03月04日)
次巻の発売日:6月4日

アオアシ

(小林有吾 / 小学館)
アオアシ(39)(2025年04月30日)
次巻の発売日:7月30日 ~ 8月30日

人気の作品
8