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正解は一つじゃない 子育てする動物たち

正解は一つじゃない 子育てする動物たち

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「進化」で子育てをよみとく新しい試み ヒトに近縁な霊長類から系統としては遠いが身近なイヌ、ネコ、アリまで、その生活史や子育てのしかたを紹介。ヒトを含めた動物の子育てとはどのようなものなのか、心理学、行動学、進化学に基づき、信頼できる最新の科学的情報を伝え、子育てを相対化する視点を提供する。 〜もう“ざんねん”とは言わせない!? 本書に登場する動物たち〜 ●もともとは「男も女も仕事、子育てはみんなで」だった [ヒト] ●パパもミルクで平等な子育て [ハト、ペンギン] ●助産師もこなす超イクメンザル [マーモセット] ●冬眠中に出産して身を削って子育て [ツキノワグマ] ●分身の術で餌をねだる托卵鳥 [ジュウイチ] ●子殺しからわが子を守る [ノラネコ] ●重複障害児を育てる [チンパンジ] ●子育て経験がなくても里親になる [イルカ] ほか多数! 【本書「あとがき」より】 本書の執筆者たちは、自らの子育てに苦労しながら、動物の行動を研究する科学者として、少し異なる視点から子育てについて考えられる材料を提供しようと試みています。こうして、さまざまな動物の子育てをずらりと並べてみて見ると、ヒトという動物の特徴が浮かび上がってきます。ヒトは社会生活をする動物です。脳が非常に大きいので、こんな大きな脳を持つ子どもを育てるのは、大変な仕事です。…ヒトの子育てには、血縁・非血縁を含めた多くの他者の協力が必要なのです。これが、ヒトの子育ての原点です。…本書を読んだ人たちも、いろいろな固定観念を崩し、ヒトの原点は忘れずに、より多くの人々が子育てを楽しめる柔軟な社会を作っていってくれることを期待します。 【主要目次】 はじめに(齋藤慈子) 本書での基本事項 I まずは知りたい! 子育てといういとなみ 1 進化の中で子育てをとらえる(平石界) 2 ヒトという動物の子育て(蔦谷匠) 3 「母親」をめぐる大きな誤解(齋藤慈子) 4 卵子・精子・生殖にまつわる不思議(藤原摩耶子) II みんな同じ…… 子育てをめぐる葛藤 5 出産・子育てをめぐる心と体のしくみーーラット(後藤和宏) 6 抱っこで落ち着くのはなぜ?ーーマウス(吉田さちね) 7 おっぱいはいつまであげる?ーーニホンザル(山田一憲) 8 ミルクでパパも子育てーーハト(牛谷智一) 9 歌はことばを育てるーーテナガザル(香田啓貴) III どこか似ている? さまざまな子育てのかたち 10 ママのワンオペ孤育てーーオランウータン(久世濃子) 11 献身的すぎる? パパのワンオペーートゲウオ(川原玲香) 12 女系家族の子育てスタイルーーアリ(古藤日子) 13 パパは超イクメンーーマーモセット(齋藤慈子) 14 ママは放任主義?ーーゴリラ(竹ノ下祐二) 15 平等な育児と保育園ーーペンギン(森貴久) 16 子育ての正解は一つじゃないーーシクリッド(篠塚一貴) IV のぞいてみよう! 驚きの子育て戦略 17 冬眠中の出産! 身を削っての子育てーーツキノワグマ(小池伸介) 18 進化がとぎすましただまし術ーージュウイチ(田中啓太) 19 意外なイクメンぶりーーノラネコ(山根明弘) 20 失われた父性ーーオオカミからイヌへ(今野晃嗣) 21 タンザニアの森で障害児を育てるーーチンパンジー(松本卓也) 22 子育て経験がなくても里親になるーーイルカ(酒井麻衣) あとがき(長谷川眞理子)

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