裸のまま目覚めたオレの隣に知らない男……そうだ、借金にリストラ、さんざんな日々にヤケになって泥酔していたオレに声をかけたヤツがいた。「遼河」（リョウガ）と名乗るこの男はホストで、小遣い付きでオレ、「春都」（ハルト）を泊めてくれるらしい。あまりにもうますぎる誘惑に危険を感じたオレは遼河の部屋を飛び出したが、行くあてがあるはずもなく……。オレを襲わないことを条件に結局同棲を始めたものの、今日はいつまで待っても遼河が帰ってこない。少しだけ気になったオレは遼河の店までちょっと様子を見に行ったんだ。そうしたら、オレの目に映ったのは楽しそうに女の子を誘う遼河の姿。オレのこと好きなんじゃねぇのかよ！　しかも振り回されたオレにかけた言葉が「わざとなんだ」だと!?　どれだけ心配したと思って……ってあれ？

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