最新刊
子どもを事故から守る本
(2023/11/10)※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 パンやすりおろしりんごで窒息したり。 窓やベランダから落ちたり、自宅のお風呂で溺れたり。 車の中で寝てると思ったら熱中症になっていたり。 子どもの不慮の事故による死亡は、少子化の影響もあり、減少傾向ではあるものの、今でも病気を含むすべての死因のなかで上位を占めています。そして、不慮の事故による死者の過半数は4歳以下と、低年齢であることもわかっています。 事故が起こる場所別でみると、もっとも多いのは家庭内で、全体の4割を占めています。事故といえば家の外で起こるものと思いがちですが、そうとは限らないのです。 事故が報じられるたび、「ちゃんと見ていたの?」「目を離してたんじゃない?」と保護者の責任を問う声も少なくないと思います。 ですが、子どもってびっくりするくらい俊敏に動きますよね。すぐに全力で追いかけたってなかなか追いつけないし、おとなが思っている以上に知恵も働く。 加えて、保護者のわたしたちには育児以外に仕事も家事もある。トイレにも行くし、お風呂にも入る。寝る時間も必要。 そう、どんなにがんばっても、子どもから24時間一瞬たりとも目を離さずにいることなんて不可能なんです。 だからこそ、日頃からの対策が大切。 目は離れるものだという前提に立ち、見てないときがあっても、すぐに大きな事故につながらない対策をとってほしいのです。 本書は、総合病院で小児救急を担当している著者が、保護者にむけてわかりやすく、家庭内での不慮の事故を予防するための内容をまとめました。 項目ごとに「なぜ危険なのか」「ケガをしたり、事故に遭ったときの対応の仕方」「ケガや事故を防ぐためのポイント」「解説」で構成しています。 とくに「解説」では、事例とともに子どもを不慮の事故から守るための具体的な方法や考え方をアドバイス。 「うちの子に限って」ではなく「もしかしたらうちの子にも」と自分ごととして捉え、「まさか!」「こんなことをするなんて!」とならないように、日頃から意識できるようにしましょう。 著者について 坂本昌彦(さかもとまさひこ) 小児科医。長野県佐久総合病院佐久医療センター小児科医長。専門は小児救急と渡航医学。日本小児救急医学会代議員および広報委員。日本国際保健医療学会理事。子どもの病気、ホームケア、地域の子育て支援情報などを発信するプロジェクト「佐久医師会 教えて! ドクタープロジェクト」の発起人であり責任者。途上国での医療従 事の後、日本の地域医療に貢献したいと、福島県立南会津病院に勤務。ここでの経験により保護者の医療知識を啓発することの大切さを痛感する。その後、長野県の佐久医療センターで「教えて!ドク タープロジェクト」をスタートさせる。Yahoo! ニュース個人オー サーアワード 2022 大賞受賞。 小児科医。長野県佐久総合病院佐久医療センター小児科医長。専門は小児救急と渡航医学。日本小児救急医学会代議員および広報委員。日本国際保健医療学会理事。子どもの病気、ホームケア、地域の子育て支援情報などを発信するプロジェクト「佐久医師会 教えて! ドクタープロジェクト」の発起人であり責任者。途上国での医療従 事の後、日本の地域医療に貢献したいと、福島県立南会津病院に勤務。ここでの経験により保護者の医療知識を啓発することの大切さを痛感する。その後、長野県の佐久医療センターで「教えて!ドク タープロジェクト」をスタートさせる。Yahoo! ニュース個人オー サーアワード 2022 大賞受賞。