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吉の歴字 1
(2022/02/28)世の中には、士に口と書いての吉と、土に口と書いての「よし」(ここでは文字化け回避のため、ひらがなで「よし」とさせていただきました。)という、二つの漢字があります。どちらも意味と読みは同じですが、字の形がすこし異なりますね。吉は、書き順の一画目が長く、「よし」は、書き順の三画目が長くなっています。 どうして二つあるのか、どうしてこのようになったのか、いつごろからそうなったのか、日本人は長い歴史のなかで、どちらの吉の字を認識していたのか、気になったことはございませんか? 「そういえば、気になるよね。」、「気になるといえば、気になる。」という人や、「昔の吉の字? うん。めっちゃ気になるッ!」という人も、少なくないと思います。 こちらの本、『吉の歴字1』は、そのような疑問をお持ちになられている方への吉の字の史料集として、昭和時代の小学校の教科書や文学や地誌などの書籍に印刷されたり、美術品に記されたりした吉や**「よし」**の字を中心にして、編纂したものです。当時の人々が、どちらの字に触れていたのかを、これらの歴史史料を通してご鑑賞いただけますと幸いです。 また、日本の飛鳥時代から昭和時代までと、古代中国の仏と佛の字についても、ご鑑賞いただけますよう編纂しております。 巻末には、オリジナル小説の**『昭和九年、土佐もの語り』も掲載しております。昭和時代の吉**と「よし」をご鑑賞いただいたあとであれば、より一層楽しくお読みいただけるかもしれません。 日本にお住みになられる、吉と「よし」の字が気になるすべての方へ、この本が届くと幸いです。 時に令和の四年、如月の晦日ごろ、憂ふる水瀬、鄙の庵にして、これを記す。 水瀬希望
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