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祝福なしの不出来な毒見役は元・中毒専門医ですが、摂政大公殿下の宮廷の毒殺を全部見抜いて解きます
(2026/07/16)毒を見抜く加護の祝福が、ただの一度も宿らない。王宮の落ちこぼれと笑われてきた、見習いの毒見役。けれど私の前世は、東京の大学病院で死と競ってきた中毒専門医だった。瞳孔、脈、呼気、吐瀉物ーー毒は嘘をつかない。同じ毒は同じ顔で現れる。その顔を、私は片端から覚えてきた。この宮廷では、貴族の不審死が「呪い」「祟り」で処理され、毒物という発想も、鑑別の手技も存在しない。だから毒殺が、安全な暗殺として横行している。私は所見を一つずつ拾い、可能性を順に潰し、毒の正体を見立て、炭と吐法で解いていく。加護ではなく、目に見える救命数で。そんな私を見抜いたのは、かつて父を毒殺で喪い、それを呪いで処理され下手人を取り逃した、酷薄と評される若き摂政大公だった。容姿でも運命でもない、この見立ての目こそを、彼は何があっても手放さないとーー私を放してくれなくなる。職能で勝ち、職能ゆえに見初められる。理知的で静かな筆致で描く、異世界救命医療ロマンスTL。毒殺の連鎖を断ち切った先に待つ、溺愛とハッピーエンド。◆異世界転生/前世医療職/中毒専門医/摂政大公/職能チート/溺愛/ハッピーエンド◆
この著者の作品1
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湯守の声開き
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