コミッカ
名作の舞台裏

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最新刊は2009年12月15日に発売されました
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「悶悶日記」の初出:昭和11年、『文芸』に掲載された。 (「あさましきもの」の書き出し)      賭弓(のりゆみ)に、わななく/\久しうありて、はづしたる矢の、もて離れてことかたへ行きたる。    こんな話を聞いた。  たばこ屋の娘で、小さく、愛くるしいのがいた。男は、この娘のために、飲酒をやめようと決心した。娘は、男のその決意を聞き、「うれしい。」と呟いて、うつむいた。うれしそうであった。「僕の意志の強さを信じて呉れるね?」男の声も真剣であった。娘はだまって、こっくり首肯(うなず)いた。信じた様子であった。 (「悶悶日記」の書き出し)  月 日。  郵便受箱に、生きている蛇を投げ入れていった人がある。憤怒。日に二十度、わが家の郵便受箱を覗き込む売れない作家を、嘲っている人の為せる仕業にちがいない。気色あしくなり、終日、臥床。 月 日。  苦悩を売物にするな、と知人よりの書簡あり。

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