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億万長者の散財術 日本一稼ぐ弁護士のエベレスト登頂自伝
(2025/02/21)日本で一番稼ぐ弁護士は、なぜ死のリスクがある高所、極所に向かったのかーー 世界最高峰・エベレストの頂を目標にした登攀が始まった。 都心で富裕層としての優雅な生活を棄て、命の危機があるスリリングな場所で生きようとする心理を当事者が明かす。 ここが世界最高峰の頂だ。 標高8848m。自分より高いものは雲と太陽しかない。 眼下に広がる荘厳な景色の素晴らしさを表すだけの語彙を僕は持ち合わせていない。 エベレスト登頂までの道のりは、登山を開始してから登頂まで1カ月以上を要し、途中で同じ隊のメンバーが何人も病院に搬送された。リタイヤした人もいた。また、ルート上には過去に登頂を試みた登山者の遺体が何体も放置されている。 そんな過酷な行程を乗り越えてきた体験が、世界最高峰の頂からの景色を一層輝かせてくれる。 確かに一昔前に比べると、商業登山化により、少しでも安全で登りやすいルート開拓が進んだ。シェルパによる充実したサポート、固定ロープの設置、登山道具や酸素ボンベの改良や軽量化のおかげで、エベレスト等の高所登山のハードルは格段に下がってはいる。 それでも毎年何人もの凍傷、脊髄損傷や死亡など大きな事故は起きている。正確な統計を確認することは難しいが、毎年のエベレストでの死者数を登頂許可証の発行者数で割ると、今でも例年1〜2%の死亡率だ。参加者のうち数十人に1人が死亡していると考えると、レジャーにしては依然高いリスクがあることは間違いない。 僕は2018年5月と2024年5月に二度もこのようなリスクを侵してエベレストに登頂した。過去2回で登頂に至るリスクに大差はないし、登頂時に眼前に広がる景色の美しさも大きな違いはない。 しかし、僕の感情は、1回目と2回目では全く異なるものであった。
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