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死の神話学
(2024/03/22)いつから人は死すべき存在となったのか。そして、死んだらどこへと向かうのか。 神話におけるとは。 日本における神話研究の最前線を斬新な観点から平易に伝える 、待望の第三弾! 本論集においては従来、神話研究において中心だった「死の起源神話」という 問題だけでなく、「死」を広いテーマとしてとらえ、死の神話・死の象徴に関 わる多様な表象を分析していく。通常あまり触れることのない地域の神話・伝 承を仔細にわたり取り上げつつ、現代に関係する事象とも向き合うことで、わ れわれが持つ「死の観念」「死のルーツ」を明らかにする。 【目次】 1:山本 孟◎『テリピヌ神話』にみるヒッタイト時代アナトリアの「死」の世界 2:田澤恵子◎古代エジプトにおける死後の復活再生と神々の協働 3:岩嵜大悟◎聖書は死の起源についての神話を語るのか? 4:斧原孝守◎雲南少数民族の死の起源神話 5:石川 巌◎最初の死ーー古代チベット土着宗教儀礼説話に見る死の起源 6:大木 舞◎不死なる神ヴィシュヌの化身神話 7:二宮文子◎中世南アジアのスーフィズムにおける「死」と「死者」 8:黒田賢治◎生と死のはざまを「生きる」ーー現代イランの「殉教者の奇跡」 9:内海敦子◎インドネシアーー死と天界と生まれ変わり 10:窪田幸子◎アボリジニの死の概念と神話 11:松村一男◎死すべき人間と不死の神々 12:植 朗子◎『ドイツ伝説集』「死の伝説」「生の伝説」をめぐる〈神話的な死〉 13:岩崎 賢◎メソアメリカの《死と生の旅》の神話 14:木村武史◎北米先住民宗教における死の神話
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