ひとり息子を亡くしたことをきっかけに、家庭内別居状態の早紀と信夫。ある夜、信夫が山間で起こった列車転落事故に巻き込まれたという連絡が入る。事故の状況が明らかになるにつれ、それまで知ろうとしなかった夫の足跡もわかってくるが、かえって謎は増えるばかり。早紀は学生時代から夫婦の友人だった篠原の協力を得て夫の行動の真意を探ろうとするが、そこには何者かの悪意が見え隠れしていた……。予測不能のサスペンス長編！

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