最新刊
となりのとらんす少女ちゃん
(2025/05/16)トランスジェンダー当事者が確かに刻む、現代の「トランスガール」の肖像。 新鋭・とら少、渾身のデビュー作! SNS上でトランスジェンダーが登場する作品を数多く発表してきた作者・とら少。当事者だからこそ描けるリアリティと、人間の深部に肉薄する力強い筆致を特徴とし、セクシャルマイノリティ当事者を中心に共感の輪を広げてきた。 一時は漫画制作を断念しようとしていたものの、単行本化を熱望する声にこたえ活動を再開。出版にむけて実施されたクラウドファンディングでは開始初日に目標額を達成するなど、いま注目を集める漫画家のひとりである。 大きな反響を呼んだ3篇のリメイクに書き下ろし1篇を加え、満を持して商業デビュー! これは、いつかきっとすれ違った、わたしたちのとなりに生きる「とらんすちゃん」の物語。 ◆収録作品 1.退廃的なとらんすちゃん 2.弟はとらんすちゃん 3.未来から来たとらんすちゃん 4.似つかわしいとらんすちゃん ◆作品紹介 ・相川と園木は同じ学科の同級生。園木は相川に好意をもち、相川もそれに気づいているが、のらりくらりとかわす。相川には他の同級生には言えない秘密がありーー(「退廃的なとらんすちゃん」) ・男子中学生・りょうとには友人を家に呼べない理由がある。弟・あゆむが「オカマ」だからだ。ある日、発表課題を仕上げるために、片思いしている美羽を家に招くことになってーー(「弟はとらんすちゃん」) ・ある日、サッカー少年・ユウタの家を訪ねる若い女性。ユウカと名乗る彼女は「性別移行した未来のユウタ自身」だという。そしてユウタに、男性化が進むまえに早く性別移行を始めろと急かすーー(「未来から来たとらんすちゃん」) ・クラス委員長のショウタは、だれもが期待を寄せる絵に描いた「優等生」。幼馴染の美咲と付き合うも、違和感を拭えない。ある日、副委員長のヨシくんの発表をサポートすることになるショウタだがーー(「似つかわしいとらんすちゃん」)