最新刊
活劇映画と家族
(2021/07/14)巨匠・筒井康隆が書き下ろす『活劇映画と家族』は文化と人間性を考察する意欲作である。筒井氏が長い時間をかけて見続けてきた活劇映画には、ロマンと家族愛とアクションが織り込まれ、究極の娯楽であり、また人間模様が明確に打ち出されていると氏は断言する。本書は新書の枠を超えて、混乱の第2次世界大戦前夜から復興の時を迎えた映画全盛期につくり出された活劇映画の魅力と溢れるヒューマニティを痛快に描きつくす氏の集大成となる作品である。 また昨年息子伸輔氏を亡くされた筒井氏が描く家族像には深い思いと新たな境地が見られる。 ハンフリー・ボガードやジョン・ウエイン、ジェームズ・キャグニーなどの主演男優、イングリット・バーグマン、ローレン・バコールら主演女優のみならず脇役陣の多彩な魅力にも触れつつ、ハワード・ホークス、ジョン・ヒューストンなど監督の魅力にも迫る視点も独特で、まさに巨匠の傑作である。
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(北河トウタ/山口ミコト / 秋田書店)DEAD Tube 〜デッドチューブ〜 26(2025年05月20日)
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モブ子の恋
(田村茜 / コアミックス)モブ子の恋 22巻【特典イラスト付き】(2025年05月20日)
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(荒木飛呂彦 / 集英社)岸辺露伴は動かない 3(2025年05月19日)
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