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逆転キッチン
(2020/02/27)モノづくりに携わるすべての人へ 日本の製造業にイノベーション起こすヒントはこの一冊に詰まっている! 半年後、プロジェクトが失敗すれば、全員クビ! チームに課せられたミッションは「これまでに無いキッチンを作ること」。 窓際メンバーの運命はーー? 大手住宅設備メーカーのキッチン事業部に勤める花形技術者・持田は社内政治のあおりを受けて、突如「窓際特別開発課」への異動を命じられる。 そこは開発とは名ばかりの追い出し部屋で、やる気のないメンバーたちがくすぶっていた。 彼らは「これまでに無いキッチンを作る」という難題を解決し、クビを回避することはできるのか? 激化するグローバル競争、つかめない消費者の嗜好、求められるイノベーションーー。 少子高齢化が進み、人口が減少し続けている現代。 モノづくりの世界では、団塊の世代が2007年から60歳、2012年から65歳を順次迎え退職し、高度なモノづくり技能の損失が大きな問題となっている。 さらに、製造業への就職率も低下。業績自体は悪くなくとも、業界そのものが縮小の一途をたどり、斜陽になっているのが現状だ。 新たな企画を立ち上げて業界を再生させる必要があるものの、 メーカー機器の商品企画部門は既存製品の機能アップ(焼き回し)が主で、新ビジネスは生み出せていない。 そんななか、メーカーのコンサルに従事する著者は「BRアプローチ」(※BR=Beyond Reality)を掲げ、日本のモノづくり業界の再生を図っている。 本書では、製造業のこれからの目指すべき姿や戦略を、分かりやすく小説仕立てで紹介する。 --------------------目次-------------------- 第1章 左遷ーー 半年後の「新製品プレゼン」に失敗すればチーム全員クビ! 第2章 始まった窓際開発プロジェクトーー新商品企画は「顧客に聞くな!?」 第3章 振り出しへーー今の延長線上に答えはあるのか 第4章 裏切りと希望ーー あり得ない発想に潜むヒント 第5章 おっさんの逆襲ーー料理の未来を予見する 第6章 試行錯誤、その先にはーー「料理をしない世界」のキッチンとは 第7章 最終プレゼン本番、クビの行方はーー? エピローグ