だいたい人を愛せない女が恋の小説を書くこと自体、なんか間違っている……。絶賛スランプ中の小説家・秋山玉青（たまお）のもとに、ひょっこり現れた小学校からのクサレ縁・永井三千年（みちとし）。ゲイ婚するからとアメリカに旅立ったはずだが、強引に居候することに！？　そんな三千年にふと漏らす。「あたし女を捨てたら楽になれるかしら」と。一方、玉青の親友・瑤子はヒサンな生活を送る玉青を優しく見守っていた。自分のことよりまずは「玉青」。二人の過去には《ある事件》が瑤子に重くのしかかっていた……。様々な男と女の《ロマンス》の形を美しくもコミカルに描いた、遠野かず実先生がお贈りするショッキング・ラブコメディの傑作！！

楽天ブックス