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祇園「よし屋」の女医者 母子笛
(2024/10/04)笛上手の舞子が母と暮らす手立てはただ一つ。 文化5年(1808)京は祇園末吉町で50年以上続くお茶屋「よし屋」の一人娘・月江は、いずれは母・喜久江の後を継ぐ身だったが、古方派の名医・小島源斎の元で医術を学ぶうちに医者になりたいと切望するようになる。一方、魔王流の笛の遣い手・ちどりの一人娘・お春は母の技を受け継ごうと懸命に稽古に励んでいた。ある日、貧しいながらも幸せだったお春の暮らしは母の失踪により一変する。母の帰りを待ちながら、ふく椿と名を改め、「よし屋」の向かいにあるお茶屋「ふく内」の舞子として働き始めたお春を陰になり日向になり、支える月江。なんとか、母子の再会が果たせぬものか、と気を揉む月江。禍福は糾える縄、解決の糸口は思わぬところからやって来る。源斎と月江が手を焼いていた患者の気鬱を取り除こうと企てた鞍馬寺奉納笛合戦にふく椿も出場することになり、月江は会場に現れた尼僧を一目見て、ふく椿の母に違いないと確信する。ちどりが暮らす魔王寺を訪ねるふく椿と月江。だが、共に暮らしたいと願うふく椿の前には、母の失踪の原因となった大きな壁が立ちはだかっていた。京の祇園に生きる、健気で、決して折れない心を持った二人の女の熱い絆の物語。
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