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化学と歴史のネタ帳

化学と歴史のネタ帳

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文彩堂出版
2024/03/27
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化学史好きの大学教員が贈る,知られざる酸とアルカリの歴史! 化学の教科書には様々な用語や物質が登場します.ひょっとして,それらを暗記するだけで満足していませんか?もしそうなら非常にもったいないです.実はこうした用語や物質が登場した背景には様々なドラマがあり,教科書はその結末を書き連ねたにすぎません.例えば酸やアルカリといった基本的な物質もそうです. 錬金術の時代に酸はどう作られたのか? フランスでアルカリ製造法が誕生した理由とは? そもそも酸や塩基は,誰が何のために定義したのか? さらに歴史を深掘りすると,染料産業と硫酸,フランス革命と炭酸カリウム,第一次世界大戦とアンモニアなど,酸やアルカリは社会と密接に関わってきたことがわかります.こうした歴史を知るだけでも,何気ない教科書の文章が面白く見えてくるはずです. 本書では,著者自身の化学史研究や学術論文,理工書,議会の報告書などの資料をもとに,あまり知られていない酸とアルカリの歴史を復元しました. 第1章は化学工業や戦争と関わりの深いソーダ灰やポタシュ,アンモニアといったアルカリの歴史を,第2章は錬金術の時代に誕生した硫酸や硝酸,塩酸などの酸の歴史を紹介します.第3章ではアレニウス,ブレンステッド,ローリーといった化学者たちが酸や塩基を定義した背景を探ります.特にブレンステッドについては,著者自身の化学史研究の成果をもとに,生化学者ミカエリスの貢献を取り上げました. 本書は日用品の歴史から化学者・技術者の生涯まで,どのページも明日誰かに話したくなるようなネタであふれているはずです. 著者:遠藤瑞己 著者プロフィール: 2011年 東京大学理学部化学科卒業 2016年 東京大学大学院理学系研究科博士後期課程修了.博士 (理学). 現在 東京大学理学部 助教.専門は分析化学.

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