コミッカ
帝国の追放者たち
この作品の新刊予報
2023年06月27日に完結したようです
最新刊は2023年06月27日に発売されました
他の作品を検索

最新刊

不幸のいちばんの原因は、ここではないどこかへ行きたいという望みだろうか? 【本書の内容】 フランスのアナキスト、ルイーズ・ミシェル。ズールー人の王、ディヌズールー・カ・チェツワヨ。ウクライナの革命家、レフ・シュテルンベルクーー より大きな自由とホームの理念のために、目の前の自由とホームを犠牲にした者たちの生涯を辿る旅に出た著者。 南太平洋のニューカレドニア、南大西洋のセントヘレナ、シベリアの極東海岸沖のサハリンーー かつて「帝国」の流刑地だった島々を旅するなかで見えてきた、いまなお残る傷跡と亀裂。 「自由を求めて鼓動する心臓には、ごくわずかな権利しかないようですので、わたしの取り分を要求します。」ーーミシェル 「わたしのただひとつの罪はチェツワヨの息子であることです。何もしていないのに、悪意によって殺されようとしています。」ーーディヌズールー 「もっといい時代がくるよ、モイセイ。ぼくらの星はまだ地平線の上の空高くにある。」ーーシュテルンベルク 人生がふたつに引き裂かれたとき、自分を保つのはときにむずかしい。 故郷(ホーム)を追われる経験は、当人にとって何を意味したのか。故郷(ホーム)を追われた者を受け入れる経験は、その土地に根づく人びとに何をもたらしたのか。 弱い立場にある者が望まぬ移動と隔離を強いられる現代に放たれた、過去と現在をつなぐ傑作紀行文学(トラべローグ)! 【本文より】 本書は流刑者のことを考える一冊として企画されたが、それと同じくらい帝国についての本にもなった。両者はつねに分かちがたく結びついているからだ。それゆえ本書はまた、帝国の双子の犠牲者のあいだにかたちづくられた 連帯についての一冊でもある。“流刑者”と“先住民”、すなわち追放された市民と植民地化された被支配者のあいだの連帯である。

この著者の作品
1

柏書房 (小説)の作品
12

注目の新刊予報
4

DEAD Tube ~デッドチューブ~

(北河トウタ/山口ミコト / 秋田書店)
次巻の発売日:10月20日 ~ 2026年4月20日

モブ子の恋

(田村茜 / コアミックス)
次巻の発売日:9月20日ごろ

金魚妻

(黒澤R / 集英社)
金魚妻 13(2025年05月19日)
次巻の発売日:2026年1月19日 ~ 2026年11月19日

岸辺露伴は動かない

(荒木飛呂彦 / 集英社)
次巻の発売日:2032年3月19日ごろ

人気の作品
8