コミッカ
狼の吐息/愛憎一念 藤澤清造 負の小説集

狼の吐息/愛憎一念 藤澤清造 負の小説集

(1)
この作品の新刊予報
新刊の発売日は未定のようです...
最新刊は2019年08月21日に発売されました
他の作品を検索

最新刊

蘇える木枯しの文士“どうで死ぬ身の一踊り”を実践し、自ら破滅へと向かった大正・昭和初期の私小説家。その生涯を賭した、不屈の「負」の結晶。藤澤清造生誕一三〇周年貧苦と怨嗟を戯作精神で彩った作品群から歿後弟子・西村賢太が精選し、校訂を施す。新発見原稿を併せ、不屈を貫いた私小説家の“負”の意地の真髄を照射する。芝公園で狂凍死するまでの、藤澤清造の創作活動は十年に及んだ。貧苦と怨嗟を戯作精神で彩ったその作品群から歿後弟子・西村賢太が十九篇を精選、校訂を施す。不遇作家の意地と矜恃のあわいの諦観を描く「狼の吐息」、内妻への暴力に至る過程が遣る瀬ない「愛憎一念」、新発見原稿「乳首を見る」、関東大震災直後の惨状のルポルタージュ等、不屈を貫いた私小説作家の“負”の真髄を照射する。西村賢太登場時すでにして古めかしいと評され、冷笑視されてもいたその文体だが、当然、小説が日記やレポートの類と違うのは、それが読者に読ませるものでなければならない点にある。その上では何んと云っても文体がモノを言ってくるわけだが、清造の場合、自らの古風、かつ独自の文体をより強固に支えるに戯作者の精神を持ってきた。そこが良くも悪くも、凡百の自然主義作品とは大きく異なるところである。「解説」より

この著者の作品
15

講談社 (小説)の作品
12

注目の新刊予報
4

ドラフトキング

(クロマツテツロウ / 集英社)
ドラフトキング 20(2024年11月19日)
次巻の発売日:2025年2月19日 ~ 2025年4月19日

超人X

(石田スイ / 集英社)
超人X 11(2024年11月19日)
次巻の発売日:2025年3月19日 ~ 2025年4月19日

ブルーロック

(金城宗幸/ノ村優介 / 講談社)
ブルーロック(31)(2024年10月17日)
次巻の発売日:12月17日 ~ 2025年1月17日

ブルーピリオド

(山口つばさ / 講談社)
ブルーピリオド(16)(2024年11月21日)
次巻の発売日:2025年3月21日 ~ 2025年11月21日

人気の作品
8