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和田夏十の本
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最新刊

和田夏十の本

(2022/12/26)

ひたむきに 生きて、書いて、愛した。 夫人として、脚本家として、映画監督・市川崑の名作群を支え続けた和田夏十の、魂の遺稿集。〈没後40年〉を迎え、未公開写真・貴重資料を増補して電子書籍で初復刊! ◆『黒い十人の女』『ビルマの竪琴』『炎上』『鍵』『野火』など巨匠・市川崑監督の数多くの名作映画群を、夫人として、脚本家として支え続けた和田夏十(わだ なっと)。 長年の癌との闘病を経て、1983年2月18日に62歳で他界するまで、“時代に先がけた女性脚本家”、“主婦”、そして“2児の母”としてひたむきに生きた彼女の遺稿を精選収録したのが本書です。 市川夫妻の盟友で、創作上のパートナーでもあった詩人の谷川俊太郎氏が編纂。熱烈な市川ファンとして知られるイラストレーター・和田誠氏が装丁を手がけ、市川監督がカバーに装画を寄せ、まさにベストスタッフによって作られた本書。2000年に晶文社より刊行されて以降、長らく入手困難でしたが、いま、和田夏十の〈没後40年〉を機に、新規増補を加えた電子書籍として、初の復刊が実現しました。 ◆率直さ、繊細さ、大胆さを併せ持った珠玉のエッセイの数々(下記の題名参照)。研ぎ澄まされ、時に辛辣さをまじえた「ことば」の中から、人間への深い愛情がじわりと滲み出てくる作風は、和田夏十ならではのもの。 ミステリー風の短編小説「二枚の写真」、初のオリジナル脚本『黒い十人の女』の全文(準備稿)、大ヒットTV時代劇『木枯し紋次郎』の主題歌「だれかが風の中で」、続く『丹下左膳』の主題歌「かげろうの唄」の原詞など、多角的に収録された創作を通じて、著者の孤高の素顔と、魂の原点を知ることができるでしょう。 また、葬儀の場で読み上げられた谷川俊太郎氏による感動的な弔辞「魂の戦場」、市川監督による「あとがき」も収録。 ◆原本のカバー・表紙・見返し・扉などの装丁を、巻頭口絵としてカラーで再現。 ◆さらに、今回の電子書籍版の新規増補として、和田夏十のスナップ写真(幼少期から晩年まで)、各時代の直筆原稿再録、代表作の台本表紙集など初公開の貴重資料や、谷川俊太郎氏による新規コメント(予定)などを巻末に収録。まさに映画ファン必読の一冊です! ■目次の一部:この家の窓はね/生活美学とは/山田太一氏のドラマって/愛とは他に働きかける力/たしかに女性は/私は大分前から武士又は武士道というものに/私の一生を見ますに/ほか ■上記内容は予定であり、変更の場合もあります。原本に掲載された『炎上』の脚本は、権利等の関係上、今回収録しておりません。 ■市川崑・和田夏十著「成城町271番地」=ディスカヴァー・トゥエンティワンより電子書籍で発売中

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