コミッカ
黒のもんもん組

黒のもんもん組

(8)
この作品の新刊予報
2020年01月01日に完結したようです
最新刊は2020年01月01日に発売されました
通常、1ヶ月ごとに発売されています
他の作品を検索

最新刊

1978年から1984年という、バブル経済を前にして、さまざまな分野でさまざまな表現活動が急激な勢いで加熱していった時代。 サブカルチャーという、文化表現に新しい局面が花開いた時代。 この時代を先駆的に駆け抜けてきた『黒のもんもん組』は、文化がバブルによって沸点に達してしまう寸前に最終回を迎えます。 漫画文化の一種の到達点でもある沸点に達するまでの創作活動は、命がけを強いられます。 『黒のもんもん組』で猫十字社氏は命を削りながら「笑い」を創出してきましたが、その原点は「本質」との対峙であり、「本質」との絡み合いでした。 第3巻のあとがきを読むと、「一瞬の光やシクラメンの鉢や母のしぐさや表情や、とても繊細に編み込まれた様々な条件が重なって化学反応なんかもあったりして、あの幸せな大爆笑」になった、という美しい文章があります。 「笑い」の本質に迫る鋭い洞察です。 この奇跡のような一瞬を猫十字社氏は求め続けてきたのだと思います。 また、このあとがきには、漫画のデッサンに対する、卓越した意見が書かれています。 『黒のもんもん組』の底知れぬエネルギーは、このような「本質」への懸命な肉迫によって結実した作品でした。 しかし、猫十字社氏の挑戦はまだまだ続きます。 『黒のもんもん組』終結に引き続き、この挑戦は『県立御陀仏高校』という連載作品にバトンが手渡されます。

その他の本
7

この著者の作品
8

大洋図書 (コミックス)の作品
12

注目の新刊予報
4

ヒストリエ

(岩明均 / 講談社)
ヒストリエ(12)(2024年06月21日)
次巻の発売日:2029年5月21日ごろ
次巻の発売日:11月4日 ~ 2025年1月4日

ELDEN RING 黄金樹への道

(飛田 ニキイチ/ELDEN RING(株式会社フロム・ソフトウェア) / KADOKAWA)
次巻の発売日:11月4日 ~ 12月4日

ミステリと言う勿れ

(田村由美 / 小学館)
次巻の発売日:2025年1月10日 ~ 2025年3月10日

人気の作品
8