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世界文学を継ぐ者たち 翻訳家の窓辺から
(2014/06/26)十九世紀、文豪ゲーテは「世界文学の時代が到来した」という名言を遺した。そして現在、世界の多極化を映し出す「バベル後の光景」から、新たな文学地図が描かれている。村上春樹や吉本ばなながイタリアの街を闊歩し、イギリス国籍の日本人作家カズオ・イシグロが、かの地の精神的風土を英語のキャンバスに描き出す。多くの作品を翻訳し、最先端の翻訳理論に通暁した著者が、旧植民地からの声や、ホロコーストの沈黙から芽吹いた言葉に耳を澄まし、「悲しみから生まれた希望」を標す五つの作品を取り上げた。二十一世紀の世界文学案内。【目次】プロローグ/序章 歴史のクレバスと現代の創世記/第一章 自分を語り、他者を語るーーエヴァ・ホフマン『記憶を和解のためにーー第二世代に託されたホロコーストの遺産』/第二章 未来への記憶ーーアン・マイケルズ『儚さのかけら』/第三章 現代の神話ーーアルンダティ・ロイ『小さきものたちの神』/第四章 漂泊の果てーー記憶の回復ーーマフムード・ダルウィーシュ『忘却への記憶ーー一九八二年 ベイルート 八月』/第五章 「不思議なもの」との友情ーーデイヴィッド・アーモンド『スケリグ』/結びーー世界文学への応答/関連図書リストーーこの先へ進みたい読者のために
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