過去のある出来事を境に、疎遠になっていた利央と弦九郎。高校の修学旅行先の京都にいた彼らは、そこで巨大地震に襲われる。お互いの無事は確認できたものの、さっきまでの京都と何かが違う。そう思った矢先、悪鬼のような男に本物の刀を向けられてしまう利央だがーー「近藤」と呼ばれた男にその場を収められ彼らは気付く。一緒にいた男は土方歳三。ここは、幕末の京都なのだとーー。激動の時代、生きる意味を見出す二人の少年を描く壮大青春ストーリー。

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