はっぴいえんどにロックの秘密を教えてくれたのはリトル・フィートだった。 ーー細野晴臣氏 アメリカLAの60年代、音楽シーンは最も刺激に満ち、フランク・ザッパ、ライ・クーダー、ボニー・レイット、リンダ・ロンシュタット、ヴァン・ダイク・パークス、ジャクソン・ブラウン……多くのミュージシャンが凌ぎを削っていた。 その中で、天才ローウェル・ジョージが率いるリトル・フィートはひときわ音楽ファンを沸かせ、日本でも、はっぴいえんど、矢野顕子らに影響を与えた。 ローウェルが若くして亡くなった後、80年代にバンドは復活、現在もディープなファンを惹きつけてやまない。膨大な資料と綿密なインタビューによって、伝説のバンドの音楽性と内側が明らかになる評伝の傑作！ 《アメリカン・ルーツミュージックの結節点、伝説のバンド、リトル・フィートの評伝・決定版！》 **【日本語版・特別付録】**として、天辰保文氏による詳細なバンド関係図付！ 【目次】 序章………Prologue 第１章……争う者たちーーTheContenders 第２章……リトル・フィート誕生。マザーズと義理の家族たちーーTheBirthOfLittleFeat:MothersAndIn-Laws 第３章……おまえの足、不恰好で小さいなーー“YouGotUglyLittleFeet” 第４章……フィートのファーストーーFeat’sFirst 第５章……足を滑らすのは簡単なことーーEasyToSlip 第６章……二つの列車ーーTwoTrains 第７章……フィンガーピッキングしたくなる美味しさーーFinger-Pickin'Good 第８章……フィートはしくじらないーーFeatsDon’tFail 第９章……これが「最後のアルバム」にはあらずーーNotQuite“TheLastRecordAlbum” 第10章……なんだこれは？ウェザー・リポートか？ーー“WhatIsThis?WeatherReport?” 第11章……ウェイティング・フォー・コロンブスーーWaitingForColumbus 第12章……雨に歪んでーーWarpedByTheRain 第13章……フォーラムからファームまでーーFromTheForumToTheFarm 第14章……レット・イット・ロール、再びーーLetItRoll,Again 第15章……ライトニング・ロッド・ウーマンーーTheLightning-RodWoman 第16章……インターネットで得られるもの’ーーNetGains 第17章……歩み続けるフィートたちーーFeatsWalkOn ■ 解説「無冠だからこそ」ーー天辰保文 ■ 訳者あとがき ■ 索引

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