目覚めると、王の寝室だった。小国リエナの第2王女・ユリアナは、カルドナ国の王・オーギュストに嫁いで半年のある日、城の塔から落ちたショックでこの5年間の記憶を失ってしまう。オーギュストに恋をしたことも、盛大な結婚式をあげたことも覚えていない16歳当時の心でいるユリアナに、オーギュストは深いくちづけをして……！？ [作者のコメント] ユリアナはまだ十六歳の王女……のはずだったのだが、目覚めるとすでに五年の月日が過ぎ、オーギュスト王の妻となっていた。塔から落ちて記憶喪失となったのだ。夫はそれを信じず、強引に彼女を抱く。初めてなのに愛撫を覚えている身体に戸惑うユリアナ。自分は本当にこの人を愛したのか？　何故自分は塔から落ちたのか？　疑問を抱きながら彼女が手にした答えは……。というお話です。どうぞよろしく。

楽天ブックス