最新刊
神聖代
(2021/02/03)初期の思弁小説の世界を全7巻の全集にて刊行中! ※ 本全集は、アメリカのハーバード大学からも全巻購買予約も入っている価値のあるものです! 「荒巻内宇宙にさかしまに聳える、超倒錯の大伽藍!」 難波弘之氏(ミュージシャン・東京音楽大学教授)推薦!(帯文) 著者本人が「最大の傑作!」と言ってはばからない、壮大な物語を 完全版でお届けします!解説は、筒井康隆氏、安藤礼二氏が登場します! 「本書が単に著者の幻想を語るだけにとどまっていず、豊かな普遍性 を持ち、読者をそれぞれの内宇宙への旅の指針となっていて、いわば 内宇宙へ指向する者の「聖書(バイブル)」的な役割を果たしている 理由は、緊密に空想された細部(デテール)とその細部の持つ意味の 重さによる」(筒井康隆「解説」より) 【第5回配本について】 『神聖代』は、ミネソタ大学出版局から刊行予定で、目下 英訳作業が進んでいる、海外にも多くのファンをもつ著者の 代表長編。「K」と呼ばれる主人公が、何者かに導かれる ように行き着いた「ボッス星」で見たものとは……? 1970 年に「SFマガジン」に発表され、『神聖代』の源泉 ともなり、単行本未収録の「種子よ」も特別併録! 特別付録の「月報」には、J.G.バラードの翻訳など でも知られる増田まもる(翻訳家)氏、そしてエスカーチェリ SFクラブ元編集長の安田圭一氏が登場します! 【全7巻構成、配本順、刊行予定年月】 ●第1巻「柔らかい時計」(第7回配本) (2015 年5月) ●第2巻「宇宙25 時」(第4回配本) (2015 年2月) ●第3巻「白き日旅立てば不死」 (第1回配本)(既刊) ●第4巻「聖シュテファン寺院の鐘の音は」 (第2回配本)(既刊) ●第5巻「時の葦舟」(第3回配本)(2015年1月) ●第6巻「神聖代」(第5回配本)(2015 年3月) ●第7巻「カストロバルバ/ゴシック」 (第6 回配本)(2015 年4月) 著者プロフィール 荒巻 義雄(アラマキ ヨシオ) 1933年小樽市生まれ。早稲田大学で心理学、北海学大学で土木・建築学を修める。日本SFの第一世代の主力作家の一人。 戦争シュミレーション小説『旭日の艦隊』『紺碧の艦隊』シリーズは空前のベストセラーに。現在も札幌で作家活動を意欲的に続けている。 巽 孝之(タツミ タカユキ) 慶應義塾大学教授。 SF評論家。荒巻作品に文学理論上の多大な影響を与える。 三浦 祐嗣(ミウラ ユウジ) SF研究家、元北海道新聞文化部長。イスカーチェリSFクラブ元会長。 「荒巻義雄の世界」展実行委員。