最新刊
うさぎのマリーのフルーツパーラー
(2021/10/21)※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 こぐまのジローくん、きつねのネネちゃん、たぬきのタントンくん、みんな、うさぎのマリーさんがつくってくれるキラキラ輝くフルーツのデザートが大好き。でもある日、みんながいつものようにフルーツパーラーへ行くと、「しばらくおやすみします」という張り紙が。こんなことははじめてです、マリーさんにいったいなにがあったのでしょうか……。うさぎのマリーさんと森のどうぶつの子どもたちの心温まる物語。 優しい詩のような言葉で紡がれたお話と、“カラーインクの魔術師”永田萠氏の繊細で美しい挿絵のコラボレーション。 (総ルビ、すべての見開きに挿絵入り) ─まるで、お日さまのかけらみたいな、オレンジとパイナップル。 バナナは、みかづき。 さくらんぼうは、赤と黄いろのお星さま。 きらきらフルーツのまんなかには、まっ白な雲のソフトクリームがもくもく。 どこから、なにから、たべたらいいのやら。 スプーンとフォークを手にしたみんなは、うっとりしています。 たべるのがもったいないような、見ているだけでうきうきしてくる、きらきらフルーツのほうせきばこです。 「さあ、めしあがれ」 マリーさんはやさしく、こえをかけました。 「いただきます」 「いただきます」 「いただきます」 ひとくちたべると、こぐまのジローくんの顔は、お日さまみたいににっこり。 ひとくちたべると、きつねのネネちゃんのほっぺは、まんまるいお月さまに。 ひとくちたべると、たぬきのタントンくんのひとみは、お星さまみたいにきらり。 ─本文より。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。