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梅崎春生傑作集
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酒と酩酊にこだわりを持って、多くの作品を紡ぎ出した作家、梅崎春生。 「梅崎春生傑作集」は、梅崎の「酒と文学」をコンセプトとし、各巻テーマごとにまとめた作品集です。その第三巻「酒徒小説」篇は、ストーリーに酒が出てくる短編小説集です。梅崎は、酒徒としての日々の実感と酒による酩酊を作品に生かしました。また、酒場で見聞した話を取り入れ、現実からはみ出した酒徒たちを書きました。酒を媒介として現実と非現実、憎しみと親近性、風刺と笑い、哀歓と滑稽、それらが交錯し、読後に渾然とした余韻を残します。酒飲みだからこそ描き出せた、酒飲みが共振できる傑作酒徒小説集です。 【収録作品】 「蜆」「仮面」「溶ける男」「その夜のこと」「時任爺さん」「記憶」などの他、高校の教科書にも掲載された名作「猫の話」。全9作。 【梅崎春生のプロフィール】 大正4年(1915)、福岡市生れ。昭和21年、戦中の海軍での体験をもとに書いた「桜島」が注目を浴び、作家活動に入る。「日の果て」「蜆」などを発表し、戦後派を代表する一人となる。「ボロ家の春秋」で直木賞、「狂ひ凧」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。昭和40年(1965)、肝硬変で死去。遺作は「幻化」。

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