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仕事からの切り替え困難に対する心理的支援 持続可能な働き方の実現のために
(2023/12/08)退勤後も仕事について考えてしまうのはなぜか。その苦痛の要因は何か。リモートワーク普及でより身近になった仕事と生活の切り替えの問題について、日本の組織人の実情に寄り添って検討し、開発した「自分ケア意識」を育むICTプログラムによる支援モデルを提案する。 【主要目次】 はじめに 1 ワーク・ライフ・バランスと「切り替え」の問題 1 仕事と生活の「切り替え」に関する先行研究 2 本書の目的と構成 コラム1 「仕事」と「生活」の関係に関する重要なテーマ 2 「仕事切り替え困難」の体験と生起プロセス 3 生起プロセスに関する質的検討(研究1) 4 「仕事切り替え困難尺度」の開発(研究2) コラム2 バウンダリー・マネジメントーー仕事と生活の境界管理 3 「仕事切り替え困難」の生起に関わる要因 5 ポストコロナ社会における自己調整の重要性(研究3)ーーリモートワーカーを対象にした研究報告 6 「切り替え」におけるセルフモニタリングの限界(研究4)ーーシフト制勤務の女性社員を対象にした調査から 7 セルフモニタリングから「自分ケア意識」へ(研究5)ーー日本人の特徴に寄り添ったセルフケアに向けて コラム3 リモートワークでも仕事のスイッチを「オン」にするヒント 4 「切り替え」支援プログラムの開発と検証 8 「自分ケア意識」を促進する「切り替え」支援プログラムの開発 9 開発した「切り替え」支援プログラムの検証と改善(研究6)ーー3カ月間の試験的実践報告から コラム4 働き方の主体的なデザインに向けて 5 持続可能な働き方の主体的な実現のために 10 これからの「切り替え」支援に向けて あとがき Appendix 第3章(研究1):概念の一覧 第4章(研究2):「仕事切り替え困難尺度」 第5章(研究3):リモートワーク低頻度群・高頻度群の全体相関 第8章:セルフモニタリングシステムで使用したチェック項目