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H・P・ラヴクラフト

H・P・ラヴクラフト

(4)
エイチピーラヴクラフト
2020/05/29
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1931年に書かれた本作は、H・P・ラヴクラフト作品のなかでも重要な位置を占める1作である。当初は『Weird Tales』誌から不採用にされたものの、のちにホラー小説読者から強力な支持を得るようになった。この作品は、科学とファンタジーの鮮烈なブレンドであるのみならず、ラヴクラフトの“クトゥルフ神話”のさまざまな要素を物語り、結びつけていくものでもある。ミスカトニック大学、恐ろしい書物『ネクロノミコン』、群れをなす怪物など、熱心なラヴクラフトファンにはおなじみのものが、この物語にたくさん含まれている。ラヴクラフトの世界にこれから足を踏み入れようとする人々にとっても、本作は手に取りやすくエキサイティングな物語である。ラヴクラフトの最高傑作のひとつといっても過言ではない。虚弱体質に悩まされがちだったラヴクラフトは寒さが大嫌いで(ほとんど恐怖症に近かった)、そのことはこの物語全体に広がる破滅の感覚から滲みだしてくる。それでいて、ラヴクラフト自身の南極探検に対する深い関心が、この嫌悪感をいくらか和らげてもいる。こうした不愉快さと興味深さが入り混じり、摩擦を起こした結果、この最も力強いラヴクラフト作品が生まれたということもできるだろう。I・N・J・カルバードは、見事な翻案によってこの対抗作用をとらえ、勇敢な冒険譚のスリルを描き、そしてそこから、宇宙のなかの人間の居場所を示唆するような、一連の恐ろしい発見に読者を引き合わせていく。この作品がジャンルフィクションの最高傑作のひとつであることは、このコミックを読んでもすぐにわかるはずである。〈編集部より〉「ラヴクラフト傑作選1〜4」は、どの巻から読み始めてもOKな、各々独立した(しかし世界観はすべて通底している)作品です。

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