最愛の人の「死」による喪失、そのとき家族の絆と思い出の数々を通して「生」を全うする意味を考える。「お母さん、ありがとう」。最愛の母に、最初で最後の親孝行ができただろうか。「母の生命も母の命と共に消えてしまうのではなく、私と妹に受け継がれ、……私は今、母から大きなバトンを託されたと思う」（本文より）。人生と真心、家族の絆を描く。

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