新刊発売時に通知する
他の作品を検索
最新刊
父ガルシア=マルケスの思い出 さようなら、ガボとメルセデス
(2022/02/11)愛する人たちの死について書くというのは、書くということそのものと同じくらい古い行為のはずだが、いざそれをするほうに自分が傾くと、即座にことばに詰まってしまう。メモを取っておこうと自分が考えていることにぞっとなり、恥じ入りながらメモを取り、メモを修正している自分を見損なう。情動的にかき乱される原因は、父が有名な人だったことにある。書きとめておく必要をおぼえる背後には、この野卑な時代の中で自分自身の名声を高めたいという誘惑が潜んでいるかもしれない。もしかすると書きたいという呼び声に抗して、謙虚に黙っていたほうがいいのかもしれない。謙虚なふるまいというのは、実のところ、僕の一番好きな虚栄の形態なのだ。しかし、書くということに関してよくあるように、主題のほうが書き手を選んでくるという面もあり、抵抗しても無駄なのかもしれない。 ーー本書より
この著者の作品1
1
注目の新刊予報4
4
逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件(コミック)
(ももよ万葉/三登いつき/ながと牡蠣 / スクウェア・エニックス)逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件(コミック) 8巻(2025年05月07日)
次巻の発売日:10月7日ごろ
次巻の発売日:7月6日ごろ
葬送のフリーレン
(山田鐘人/アベツカサ / 小学館)葬送のフリーレン(14)(2025年03月18日)
次巻の発売日:7月18日 ~ 2026年2月18日
人気の作品8
8