松村 潔
(12)最新刊
パワースポットがわかる本
(2024/09/20)ここ最近、世の中では「パワースポット」がブームとなっています。パワースポットを取り上げた本も数多く出版され、それらの本において紹介されるパワースポットには、寺社仏閣、山や川、湖、森、海、さらには公園など多士済々な場所が含まれています。ところが、それらが「なぜ、パワースポットと呼ばれるのか?」に対して明確な解説をしているものは見当たりません。 本書は、「パワースポットとはどのような構造なのか」に向き合った書籍です。数多あるパワースポットガイド本とは違い、土地の力について理論的に考え、解説していることに最大の特徴があります。 本書は5部構成になっておりますが、まず第1章の「パワースポットは何か?」では、パワースポットは急に誕生したものではなく、土地の精霊であるゲニウス・ロキやアボリジニのソングラインなどの事例を挙げて、過去から脈々と受け継がれてきたものであることを説明しています。 第2章の「パワースポットとはどんな場所か?」では、出口王仁三郎の雛形理論や地球グリッド、レイラインを取り上げ、著者ならではの視点からパワースポットを理論的に考察していきます。 第3章の「パワースポットはどこにあるのか?」では、前述の理論に基づき、日本各地のパワースポットと、そこに行くことでどのようなパワーが得られるのかを説明していきます。例えば、日本で最も有名で力の強いパワースポットである富士山は、意志や実行力を高めてくる働きがありますが、その傍にある富士五湖は受容的な要素を高めてくれるのです。本書で取り上げた36箇所のパワースポットはいずれも著者の折り紙つきといえます。 第4章の「実際にパワースポットを使う場合の心得」では、パワースポットにいつ行けばよいのか、何をすればよいのかを解説しています。本章を読むことで、より効果的なパワーの得方がわかることでしょう。また、パワースポットは1箇所だけではなく、関連した複数箇所を周り、直角三角形ないしはジグザクに歩くことでさらなる効果があるのだと説いています。 第5章の「ケーススタディ」では、実際に著者が歩いた事例や著名スポットのオススメ的な歩き方を取り上げています。特に全国各地に所在するお稲荷さんを起点としたコースは応用範囲も広く、すぐに始められることでしょう。 本書は徹底的にパワースポットを理論的にとらえたものですが、その根本にあるのは「もっと土地に愛着を持ち、自分のお気に入りのパワースポットを持つ」ことのススメなのです。 本書を読むことで、あなただけの本物のパワースポットがわかるはずです。