田中明彦
(4)最新刊
日中関係ー1945ー1990ー
(2021/06/11)※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第2次世界大戦の終結以来,現在に至る日中関係の通史.台湾との国交時代から1989年の天安門事件とその後の経過までを,その時々の国際情勢や両国の国内政治的要因との関連にも配慮しながら描く.研究者のみならず一般の関心にも応える好著. 目次 序 章 戦後日中関係の構図 第1節 戦後日中関係の焦点 第2節 国際環境の中の日中関係 第3節 内政と日中関係 第1章 台湾との国交 第1節 東アジアの冷戦/1 戦前の中国/2 連合国の対日政策/3 中国内戦/4 朝鮮戦争 第2節 台湾か北京か/1 サンフランシスコ講和と中国問題/2 「吉田書簡」/3 日華平和条約 第2章 政経分離と政経不可分 第1節 日中貿易の開始 /1 対中貿易規制/2 民間貿易の開始 第2節 日中断絶/1 第四次日中民間貿易協定と長崎国旗事件/2 中断された日中関係 第3節 民間貿易の再開/1 LT貿易/2 佐藤内閣と文化大革命の中国 第3章 日中国交正常化 第1節 ニクソン・ショック/1 戦後国際秩序の変化/2 米中接近/3 ニクソン・ショツク/4 日中国交正常化要求の高まり/5 中国の国連加盟 第2節 日中国交正常化へのプロセス/1 ニクソン訪中/2 田中内閣成立/3 竹入メモ/4 日中共同声明 第4章 日中平和友好条約 第1節 条約交渉の開始/1 反覇権とアジア集団安全保障構想/2 反覇権条項で交渉中断/3 日本の譲歩 第2節 条約締結/1 条約交渉の再開への動き/2 条約交渉再開から締結へ/3 日中平和友好条約締結以後のアジアの国際関係 第5章 フィーバーと摩擦と 第1節 経済大国の外交/1 対中経済協力/2 対中経済協力の論理/3 宝山ショック 第2節 独立自主の対外政策と日中関係/1 趙紫陽訪日と日中関係三原則 /2 教科書問題/3 鈴木訪中から胡耀邦訪日へ 第6章「成熟の時代」 第1節 胡・中曽根パートナーシップ/1 ″最良の状態″/2 貿易不均衡の拡大 第2節 「靖国問題」/1 「靖国公式参拝」批判/2 九・一八デモ/3 地方への拡大と一応の終結/4 「靖国問題」と学生デモの背景 第3節 不安定な関係の進展(詳細略) 第7章 天安門事件の前と後 第1節 天安門事件直前の日中関係 第2節 天安門事件 第3節 天安門事件後の日中関係(詳細略) 付章 日本の対中国政策決定ーー 組織と過程ーー/はじめに/内閣総理大臣/閣議/内閣官房/外務省/通商産業省/省庁間の調整/自民党/野党/マスコミ/おわりに 注 あとがき 索 引