
前田高志
(4)最新刊
3分でよくなるデザイン 25年の“気づき”が詰まったブラッシュアップ集
(2025/06/20)〈電子書籍版について〉 本書は固定レイアウト型の電子書籍です。リフロー型と異なりビューア機能が制限されるほか、端末によって見え方が異なります。 【25年の経験が生み出す“違和感テキスト”で、デザインを最速ブラッシュアップ!】 「このデザインは何のためにあるのか?」という本質を捉え、現状のデザインに潜む違和感を見つけ出し、それを的確に修正するーーたったそれだけで、クオリティも訴求力も格段にアップさせることができます。 本書は、デザインを“ほんの少しの修正”で劇的に変えるためのポイントを、デザイナー/クリエイティブディレクターの前田高志が余すところなく公開する一冊です。修正回数を増やすだけでは、本質的な問題は解決しません。大事なのは、デザインの目的をしっかりと把握し、要点を的確につかむこと。 ●「なんとなく変」を“言語化”すれば、修正の迷子にならない! 多くのデザイナーが陥りがちな、「なんとなく変」「でも何が違うのかわからない」という違和感ーー本書では、それを前田の“脳内の違和感”としてとらえ、言語化 × 修正指示という形で解説していきます。 「どこがズレているのか」「どう直せばよくなるのか」を明快に示すことで、“感覚任せ”の修正から脱却し、より高精度なブラッシュアップへと導く。 本書に詰まった25年分のノウハウを通して、「ブラッシュアップを一人でできる」「修正に振り回されない」デザイナーへの道を、ぜひ体感してください。 ●デザインの本質は「情報」と「情緒」のチューニング デザイナーならではの膨大な修正の理不尽さを解決するヒントも本書にあります。その鍵は「情報(information)」と「情緒(emotion)」のバランスです。グラフィックデザインの本質は「伝える」ことであり、単に「美しく」するのではなく、「誰に何を、どんな感覚で伝えたいのか」を考えることが重要です。 情報に重きを置けば視認性や論理的理解が高まり、一方で情緒を強化すれば独特の魅力や印象が増すーーどちらに比重を置くかはケースバイケースで異なります。デザイナー、ディレクター、クライアントがこの視点を共有し、毎回チューニングを重ねることで「どっちやねん!」という混乱は大幅に減り、デザインの質が確実に向上するでしょう。 〈本書の特長〉 ・“違和感”を言語化する 何が足りないのか、どこが合っていないのかの気づきを前田が感じた“脳内の違和感”として言語化。クリエイティブディレクターの視点がわかる。 ・ブラッシュアップの過程を丸ごと公開 目的の確認からミリ単位の調整まで、どのようにデザインが完成度を増していくかの言語化を通して、実践的に学べる。 ・豊富な修正事例と具体的な指示が満載 「こう修正したらこう良くなる」が一目でわかるから、初心者でも再現しやすい。 ・“やみくも修正”からの卒業 情報と情緒の修正ポイントを知ることで 無意味なダメ出しを繰り返さず、最小限の修正で最大の効果を得る“プロの思考”が身につく。 〈こんな方におすすめ〉 ・修正指示に振り回されていると感じる方 ・デザインのブラッシュアップが、なんとなくの感覚で進んでしまう方 ・一人でブラッシュアップができるようになりたい若手デザイナー ・修正の“質”を高めて、プロとしての引き出しを増やしたい方 〈プロフィール〉 前田高志(まえだ・たかし) デザイナー/クリエイティブディレクター 株式会社NASU 代表取締役/クリエイターコミュニティ「マエデ」室長 1977年、兵庫県生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業後、任天堂株式会社へ入社。約15年間、広告販促用のグラフィックデザインに携わったのち、2016年に独立。2018年株式会社NASUを設立。「デザインで成す」を掲げ、企業のデザイン経営に注力。クリエイターコミュニティ「マエデ(前田デザイン室)」主宰。著書に『勝てるデザイン』、『愛されるデザイン』(幻冬舎、2021年、2024年)、『鬼フィードバック デザインのチカラは“ダメ出し”で育つ』(MdN、2021年)、NASU名義の『デザイナーが最初の3年間で身につけるチカラ』(ソシム、2024年)がある。「遊び心」のあるデザインが強み。 [受賞歴] 2006-2007 NYADC merit 2007 The Oneshow merit 全国カタログ・ポスター展 経済産業省商務情報政策局長賞 2021、2022 グッドデザイン賞 日本タイポグラフィ年鑑 入選 2022 審査委員賞 静岡新聞広告賞 2023 広告主部門グランプリ など 「DIA2023」にて「Honorable Mention」を受賞