
日置雅晴
(2)最新刊
拡大する放射能汚染と法規制:穴だらけの制度の現状
(2013/12/13)かつてない放射能汚染を前に、この国の政府・国会は私たち市民のいのちをどのように守ろうとしているのか。日弁連原子力PTメンバー弁護士が、法制度の現状と問題点を明らかにする。全国学校図書館協議会選定図書 序 放出された放射能 1 放出された放射能の量 2 放出された放射能量と汚染レベルの具体的イメージ 3 今回の事故は最悪だったのか 第I部 なぜ放射能はわかりにくいのか 第1章 放射能とは 1 放射能とは 2 放射性物質量と放射線強度 第2章 放射能が人体に及ぼす影響の不確実性 1 急性症状と長期的影響,被曝の状況 2 非特異疾患と因果関係 3 しきい値の存否と低線量の影響 4 自然放射能の存在 5 放射線の違いと核種の違い 6 外部被曝と内部被曝 7 有益な放射線利用との関係 8 十分な実証データがないことーー過去のデータの歴史的意味 9 政策的判断の余地とバイアス 第II部 拡大する放射能汚染と法規制の現状 第3章 わが国における放射能規制の基本的事情 1 行政規制の社会的な意義と放射能規制の問題 2 放射能に関する環境基準の不存在と被曝限度 第4章 放射能の空間線量に関する規制 1 事故後の原発周辺地域における規制 2 モニタリングポスト値の問題点 3 東京都内における汚染の実情 第5章 土壌汚染および放射性廃棄物に関する規制 1 土壌や放射性廃棄物に関する規定の不存在 2 深刻化する土壌汚染の実情 3 首都東京圏の汚染の実態 4 放射性物質問題で破綻寸前の首都圏の生活インフラと対策法 第6章 食品汚染に関する規制 1 食品汚染に関する基準 2 食品汚染をめぐる状況 3 牛肉汚染問題が教えた食品安全確保の問題点 補 論 過去の放射能汚染との比較 1 過去の大気圏内核実験による汚染との比較 2 大気圏内核実験による食品汚染 3 ビキニ水爆実験と水爆マグロ 最後にーーそしてこれから