コミッカ
七福さゆり

七福さゆり

(156)
シチフクサユリ
2025/06/20
この著者の新刊予報
新刊は6月20日に発売されます!
最新刊は2025年05月21日に発売されました
通常、1 ~ 2ヶ月ごとに発売されています
(著者の新刊予報は大きくずれる可能性があります)
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「もうやめてはやれないぞ。お前は俺の妻だ。離さない…」 ーー年頃の娘を神様に嫁入りさせれば雨が降るーーという言い伝えのある村。身寄りのない千代(ちよ)は雨乞いのため、《嫁》という名の生贄として山の祭壇に捧げられてしまう。 彼女を迎えたのは栗花落涼(つゆりすず)と名乗る狐面の男だった。 神と呼ばれる涼の正体は半人半妖。嫁など欲したことはないし雨を降らせることもできない、と涼は冷たく千代を拒む。 「とにかく村に雨が降るまでおそばを離れるわけにはいきません」と健気な決意をみせる千代。 しかし涼は「そう言い張る娘はこれまでいないでもなかった。だが、俺の仮面の下を見ても逃げ出さなかった者は、百年間でひとりもいない」と冷笑する。 そして彼がお面をはずすと、そこにはーー 「ーー妻になるとはこういうことだ。おまえはこんな俺に抱かれる。恐ろしくはないのか?」 孤独な透明人間と、心優しい娘が、夫婦(めおと)になって甘い愛を育む物語。

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