和田 勝
(2)最新刊
日本医療保険制度史(第3版)
(2020/01/24)令和時代の日本の医療保険制度を展望するうえで、基本に立ち返り参照するための基本文献 日本の医療保険制度100年の歴史の全貌を、明治、大正の制度成立の前史、昭和の実施・再建・発展の歴史、平成の構造改革に至るまで、制度の創設・改正、時代背景、経済的・社会的諸事情のすべてを克明に描いた医療保険の関係者が必携して参照すべき基本となる文献です。 平成の時代が終わり新たな元号「令和」の時代を迎えた。昭和に入ってすぐに健康保険制度が実施されあと数年で100年となるが、この間、わが国の社会と経済が大きく変化する中、医療保険制度は国民の安心と安全を支える基盤として国民生活の安定に大きな役割を果たしてきた。 平成時代に入っても、医療保険制度に関し、介護保険制度の発足(平成12年)、社会保障と税の一体改革(平成24年)など様々な制度改正が重ねられている。 医療保険制度の持続可能性を確保するために、給付と負担の見直しと併せて、「健康寿命の延伸」や「医療・介護サービスの生産性の向上」等を含めた社会保障改革の全体像についての国民的な議論と改革は不可欠である。 本書がわが国の医療保険制度、医療サービス・医療費問題の歴史的、政策的な展開についての理解を深めていただき、今後の社会経済の変化に対応した医療保険制度の構築と運営を進めていくうえで役に立つことができれば幸いである。 【主な内容】 主要目次 第1部 明治、大正から昭和の終戦までの時代ーー制度の創設と拡充 第1章〜第7章 第2部 終戦から高度成長の時代ーー制度の再建と発展 第8章〜第18章 第3部 石油危機から昭和の終わりまでの時代ーー制度の調整と抑制 第19章〜第26章 第4部 平成の時代ーー医療保険制度の構造改革 第27章〜第35章 第5部 診療報酬とその改革をめぐる問題 第36章〜第44章 第6部 課題と展望 第45章 第7部 医療保険制度史を理解するうえで知っておきたいトピックス 第46章〜第48章 日本医療保険制度史 略年表 参考資料 主な参考文献 初版 あとがき 増補改訂版 あとがき 第3版 あとがき