中島真志
(11)最新刊
Swift
(2024/11/20)Swiftは、金融機関の金融取引に関するメッセージ通信を国際的なネットワークによって提供する組織で、世界の210カ国以上の約1万1700行を結んで金融メッセージの通信サービスを行っています。 本書は、Swiftの担当者の必読書として2009年7月に出版した『SWIFTのすべて』の改訂版として準備を始めましたが、この間のSwiftの変貌のあまりの大きさから、「改訂」の枠には収まりきらないことがわかり、新たに書名を『Swift』として、新たな書籍として執筆を進めました。それだけ、この15年間におけるSwiftの変化が著しかったということであり、このため内容的にはほぼ新規の書下ろしとなっています。 本書は、「Swift」の機能や仕組み、そしてその変貌や変革について幅広く論じています。Swiftに関する「必携書」や「基本書」として、金融機関においてSwiftに関連した部署にいる方々(資金決済部門、証券部門、国際部門、IT部門、企画部門など)や、Swiftパートナーとして金融機関のSwift利用をサポートしている方々など、わが国のSwiftコミュニティにおけるSwift理解の向上に役立つ1冊です。 【主な内容】 第1部 Swiftの基礎的理解 第1章 Swiftの概要 第2章 Swiftの設立と発展の経緯 第3章 Swiftの参加資格とガバナンス 第2部 Swiftの仕組みとメッセージング・サービス 第4章 Swiftのネットワークとアクセス方法 第5章 Swiftのメッセージング・サービス 第6章 Swiftのメッセージ標準 第7章 Swiftメッセージに使われるコード体系 第3部 Swiftの業務の広がり 第8章 証券業務におけるSwiftの利用 第9章 市場インフラにおけるSwiftの利用 第10章 事業法人によるSwiftの利用 第4部 Swiftの変革 第11章 国際送金の改善に向けたSwiftの対応 第12章 トランザクション・マネージャー(TM)の構築 第13章 Swiftのセキュリティ対策の強化 第14章 Swiftにおけるコンプライアンス対策の強化 第15章 金融制裁におけるSwiftの利用 第16章 CBDCやトークン資産に対するSwiftの取り組み 第5部 Swiftに対するオーバーサイトとコミュニティ活動 第17章 Swiftに対するオーバーサイト 第18章 Swiftのコミュニティ