
余田拓郎
(4)最新刊
新版 BtoBマーケティング
(2023/07/05)BtoC(一般消費者向け)とは異なる企業間取引ならではの戦略論理の全体像を解説 「低い利益率、価格競争からいかにして抜け出すのか?」 「DX時代における効率的な顧客開拓や、既存顧客との関係強化のあり方とは?」 日本企業の売上高利益率は、この半世紀にわたりほぼ一貫して低下してきた。しかし技術力では、いまだ優位に立つ業界が数多く存在する。日本のBtoB企業が抱える課題は、技術の高さが利益に結びつかないところにある。言い換えれば、顧客が高い価値として認識していない(=WTP[支払意思額]が低い)ということである。 ここからどのようにして脱却したらよいのか。本書では、BtoB(企業間取引)ならではの戦略論理の全体像を提案する。具体的には、1マーケティングの可能性を最大限引き出すこと、2WTPを高め、かつ効率的にマーケティングを展開すること、3マーケティング革新を通じて持続的な成長をもたらすこと、の3点が実現できることをめざす。 BtoBマーケティング研究の第一人者によるロングセラー、DX時代の状況も反映して12年ぶりに大改訂。 【主な内容】 序 章 BtoB企業の現代的課題 第1部 BtoBビジネスにおけるマーケティングの考え方 第1章 BtoBマーケティングの基本枠組み 第2章 BtoBビジネスにおけるターゲティング 第3章 BtoB取引における顧客関係管理 第4章 ブランディングによるインサイドセールスの強化 第2部 BtoB企業の収益向上策 第5章 WTPと製品コンセプト 第6章 BtoB企業の消費者ニーズ駆動型製品開発 第7章 成分ブランドによるマーケティングの効率化 第8章 技術のブランド化と製品開発 第3部 持続的競争優位のためのマーケティング革新 第9章 BtoB企業における顧客満足経営 第10章 インターネットによるBtoBマーケティングの戦略進化 第11章 BtoB企業におけるマーケティング組織と市場志向